2008年12月30日火曜日

涌池に冬がやって来ました

保存してある玉ねぎ、にんにくから芽が出てきてしまうような暖かい12月でしたが、一昨日から昨日にかけて降り続いた雪が7~8㎝位積りました。やっと冬がやって来たようです。この冬初めての雪かきをしました。


11月中ごろに今年の「山のジャム屋」の仕事が終わりジャム屋は冬籠りに入りましたが、新米農夫の仕事は沢山残っておりました。が・・どうやら新米農夫も冬籠りをしてしまったようです。ブログの更新記事を見ようと度々アクセスしてくださった皆様、本当にゴメンナサイ。




午前中で止んでしまった雪は我が家周辺では数センチの積雪でしたが正月を迎えるスキー場には大変な恵みの雪になったようです。
家の中では薪ストーブが威力を発揮しています。大晦日から元旦は予報によるとズーッと雪のようです。昨年の大晦日にこのブログをスタートした時も雪でした。明日はストーブの火を見ながらこの1年を振り返って見ようと思います。

2008年11月4日火曜日

山のジャム屋は冬籠りー完売御礼

数日前に東京で木枯らし1号が吹いたとか・・・・
明朝はこの秋一番の冷え込みとなるとのこと。
いよいよ冬到来?
7月にスタートした「山のジャム屋」に今年の仕事納めがやってまいりました。
本日をもって紅玉りんごジャムが完売致しました。
ブルーベリーで始まりプルーン、そして紅玉りんごと4か月の間、初体験の連続で要領もわからずしゃにむにジャムを作り続けました。そんな「山のジャム屋」を支えて下さったのは拙い当ブログに度々アクセスし、メール、電話、手紙でジャムについてのコメントをくださった多くの方々です。
ただただ感謝です。本当に有難うございました。
そして折角追加で御注文をくださったのに品切れでお応え出来なかった方々にあらためてこの場でお詫び申し上げます。
今年のこの貴重な経験はきっと来年に生かします。

ジャムが完売しホッと一息ついた今日、秋の風物詩、干し柿づくりにかかりました。間もなく大根、白菜等々、雪が来る前の野菜の収穫がはじまります。「山のジャム屋」は冬籠りに入りますが新米農夫は籠る訳にはいかないようです。

2008年10月29日水曜日

北アルプスは雪化粧



信州の秋は冷え込んできました。
でも温暖化のためでしょうか平年よりは気温が高くストーブの火入れはもう少し先になりそうです。
寒暖の差があまりなく里では紅葉があまり進んでおりません。そのうえ天高く晴れ渡る秋晴れの日が今年は少ないように感じられます。
ジャム作りが一段落した一昨日久し振りに山が姿を表しました。山は冬に近づいたようです。





鹿島槍と五竜の山肌は雪がかぶっています。
今年の冬はスキーと温泉でジャム作りの疲れがとれそうです。
冬の到来が待ち遠しい「山のジャム屋」です。

2008年10月28日火曜日

洋ナシ・・・シルバーベル

10月も目の回る忙しさでした。紅玉りんごのジャム作りが一昨日でやっと終わり昨日から梱包、発送に取り掛かりました。ご注文のジャムは順次お手元に届くと思います。来週半ばすぎる方もいらっしゃいますがもう暫くお待ち願います。
りんごの収穫、片道1時間かけての加工所通い、その繰り返しの毎日でしたがその合間に気分転換を兼ねて安曇野の興亜農園に洋ナシ(シルバーベル)の収穫を手伝って来ました。天気予報の2日続き晴れを狙って一気に全部穫りします。脚立に乗っても届かないところはリフトを使って穫ります。


たわわに実ったシルバーベルはハンパな重さじゃありません。実が重すぎて枝が折れることもしばしばあります。








その大きさは?
りんごと大きさを比較してみました。
シナノスイートというりんごとの比較です。
このシルバーベルという洋ナシはとにかく大きいの一言です。
片手で持つのはかなり厳しい大きさです。
そしてこのシルバーベルは収穫後しばらくムロで保管し熟れるのを待って食べます。私はラ・フランスよりこのシルバーベルを好みます。

2008年10月10日金曜日

秋・・食欲の・・・たけなわ


我が家の入り口(約40mの坂道)の脇に10数本の栗の木があります。毎朝、新聞を取りに行く往復にポケットいっぱいに栗の実を入れてきます。すぐにボールが一杯になりその食べ方(処理?)に苦労しております。周辺の果樹園ではブドウ、梨、リンゴ等々の収穫に大わらわです。
「山のジャム屋」はいよいよ紅玉リンゴジャム作りが佳境に入ります。昨日、一昨日と収穫にいってきました。長野市の北のはずれ(我が家は南のはずれ)のりんご園です。たわわに実った紅玉を2日間で約200Kg収穫してきました。そのうちの一部を生食用として昨日と今日送りました。残りはジャムにします。そしてもう1日収穫に行く予定です。ブルーベリー、プルーンと作ってきましたが、実は今度のりんごジャムが一番手間が掛かります。まず紅玉リンゴ(ジャムにするのと同じリンゴ)の実、皮、芯、タネすべてを使ってペクチン液を作っておかなければならないからです。でも手間をかけた分とってもきれいな 「山のジャム屋」オリジナルのりんごジャムに仕上がります。どうぞお楽しみに! 月末までにはお手元にお届けできると思います。

2008年9月30日火曜日

完売御礼と紅玉リンゴの販売

9月の上旬からプルーンジャムを作り始めて1か月、今日で9月もおしまいです。ブルーベリージャム同様、プルーンジャムも多くの方々からご注文を頂き、ほんとうに有難うございました。昨日でプルーンジャムの発送をほゞ完了いたしました。リンゴジャムと同時発送を希望なさった方の分は来月の発送になります。そしてここでまたお詫びをしなければならないのですが、実は一昨日の注文分で完売になってしまいました。完売になった時点ですぐにお知らせしなかったため昨日、本日と注文してくださった方々にはほんとうに申し訳ないことをしてしまいました。重々お詫び申し上げます。来年はできればブルーベリーもプルーンも製造量を増やしたいと思います。

さて来月はリンゴジャムづくりです。「山のジャム屋」のりんごジャムは紅玉りんごだけでつくります。その詳細は後日またブログでお知らせいたします。
取り急ぎお詫び、そしてご連絡まで。

2008年9月26日金曜日

アッと言う間に秋

9月もジャムづくりに追われました。
昨日プルーンのジャムづくりがなんとか終了しました。志賀高原の入り口、中野市の江口農園にプルーンを受取に行き翌日に加工所でジャムづくりを何回か繰り返し、それが終わったら今度は常念岳の麓、安曇野市三郷の興亜農園にプルーンを自分で収穫に行ったりと息つく間もなく動き回りました。

手抜きをした雑草だらけの夏野菜の畑もそろそろ終わりかなーと思っていたら回りはもう秋を思わせる風景になっていました。
9月の中旬に江口農園に行く途中、小布施と中野市の間の風景です。黄金色にたなびく稲穂の田圃の向こうにほんの少し色づき始めたリンゴ畑がみえます。


20日に安曇野の興亜農園にプルーンの収穫のため伺ったときはあちこちにソバの花が満開でした。休耕田でソバを栽培し始めたのは数年前からですがここ1~2年はさらにリンゴ園の跡地(廃業?)にもソバが一面植えられているようです。このソバ畑は興亜農園が何年か前まではくるみ畑とリンゴ畑だった場所です。リンゴ畑が消えていくのは寂しいですが、ソバの真白い花が代わって信州の秋をつたえてくれます。

2008年9月7日日曜日

実りのプルーン


いよいよプルーンの収穫が始まりました。

悪天候のために収穫時期は若干遅れ気味ですが木にはたわわに実っておりました。ここは志賀高原の入り口、信州中野市の江口農園です。「山のジャム屋」のプルーンジャムはこの江口農園と北アルプス山麓安曇野市の興亜農園のプルーンでつくります。両農園のものとも生食で十分出荷出来るくらいのほゞ完熟の実をつかってジャムにします。興亜農園の収穫は20日頃になりそうです。まずは江口農園のプルーンからジャムにいたします。

ブルーベリーと同様、洗双糖を加えるだけで作ります。このプルーンジャムはプレザーブスタイル(実が残った状態)で市販品にはない「山のジャム屋」のオリジナルジャムです。プルーンは非常に鉄分が豊富な果物です。煮ている間にその鉄分が空気に触れて酸化し、赤味がかったきれいな色に仕上がります。どうぞご期待下さい。

販売要領は次のとうりです。
Ⅰ・内容量と価格
   250g瓶・・・・・・800円
Ⅰ・注文単位
   1回の注文につき3個以上でお願いします。
Ⅰ・送料
   1個口につき500円(1個口は3~6個)
Ⅰ・発送時期
   9月20日以降となります
Ⅰ・注文方法
   メール、FAX、電話、手紙いずれも可 。

リンゴジャムは10月下旬の予定ですがプルーンジャムと同時に注文を受け付けております。
価格は250g瓶で700円でその他はプルーンと同様ですので併せてよろしくお願いいたします。

 

2008年8月28日木曜日

御礼そしてお詫び


7月19日から始めたブルーベリーのジャム作りがやっと一段落しました。この1か月半、ブログの更新に全く手をつけるが出来ず本当に申し訳ございませんでした。その間、アクセスしてくださった方々に深くお詫び申し上げます。

片道1時間かけての加工所(長野市営の農産物加工施設)通い、そしてエアコン設備のない加工所の中での作業、と この猛暑の中でのジャム作り、身体も頭も溶けてしまいそうでした。
でも頑張った甲斐がありました。お買い上げくださった方々から「とても美味しい」、「ブルーベリーの味、香りがとても良い」、「市販のものにはない味」、「安心していただける」などたくさんの嬉しいお声を頂きました。本当に有難うございました。その上皆様がお声を掛けてくださった方々からも沢山の注文を頂戴いたしました。
そして今日ジャムの残りがほとんど無いことに気がつきました。上の写真がそうです。
沢山の励ましをいただきながら誠に申し訳なく思います。
残念ですが、この分をもって今年度分のブルーベリージャムの販売は終了することにいたします。
ご支援、心より感謝申し上げます。
来週からはプルーンのジャム作りに入る予定です。(詳細は来週末のブログで)
引き続きのご支援、よろしくお願い申し上げます。







2008年8月12日火曜日

代筆ですが・・・




こんにちは!長女の直子です。
夏休みで涌池へやってきました。
最近ブログの更新をしていないので、両親はきっとジャム作りに追われているのだろうと思っていましたが、
来てみてびっくり!
収穫されたブルーベリーにも追われていましたが、虫にも追われていたようで・・・
父の目がすっかりお岩さん(笑)
それも1週間毎に左目、右目を交互にきちんと刺されているとのこと。
きちんと日焼け止めを塗ると、虫刺されも防げる(と私は思っています)のに、
横着するからですね~(^^;
手が回らずジャングル化しはじめた畑の雑草取りを手伝って、
帰りにはジャムをせしめて帰る予定です(笑)

ご注文をいただいて、まだお手元にジャムが届いていないみなさま。
順次発送いたしますので、もうしばらくお待ちくださいませ。

2008年7月14日月曜日

ブルーベリージャム


長野県の北端、信濃町の「KAWASUNブルーベリー園」に行ってきました。早生品種のブルーベリーの収穫が始まっています。
今週末からジャム用の実の収穫量が増えてくるとのことでした。
この品質の優れたブルーベリーをつかって『山のジャム屋』の第1号製品のジャム作りに入ります。
今年のブルーベリージャム販売は次の通りです。
1.内容量と価格
  250g・・・・・950円
  150g・・・・・650円
1.注文単位
 荷物の梱包、発送の関係で、
 250gは3個以上、150gは4個以上で願います。
1.注文方法
 メール、FAX、電話、手紙いずれも可。
1.送料
 数量に関係なく、500円(1個口)です。
 1個口の標準タイプは250g瓶の場合3瓶~6瓶、150g瓶の場合は4瓶~8瓶です。しかしながら数量が多い場合はまとめて1個口にすることも可能です。
1.発送時期
 1回めの発送は8月第2週目としその後週1回の発送といたます。
本物の味を目指す『山のジャム屋』は、「KAWASUNブルーベリー園」の高品質の完熟ブルーベリーと、ミネラル豊富な種子島産の「洗双糖」だけで製造し、その他の一切の添加物は使用しておりません。きっと皆様にご満足頂けるものと確信しております。
ご注文は本日以降いつでも受け付けております。 どうぞよろしくお願いいたします。
メールアドレス  y-kore@grn.janis.or.jp
TEL/FAX    026-290-3037

2008年7月5日土曜日

山のジャム屋の始動

約1ヶ月、ブログを更新 出来ませんでした。度々アクセスした方々に深くお詫び申し上げます。本当にゴメンナサイ。
さて、いよいよ『山のジャム屋』が動きはじめます。
ビンの選定そして発注、ラベルづくり、発送用のダンボールの発注、何より大変なのはジャムの加工所の確保でした。目が回る1ヶ月でした。
「山のジャム屋」の第1号製品はアンズジャムと4月のブログでお知らせしました。
が無農薬栽培のあんずを提供していただくことになっていた西村農園さんのあんずの実のつきかたが悪く、製品化を断念したのは先週のことです。
それでもジャム加工所でのジャム作りの練習と思い
使えそうな実を摘み取りジャムにしてみました。
たわわにあんずが実っている上の写真は「あんずの里」の観光農園(農薬使用)でのスナップです。
そんな訳であんずジャムの販売は来年からということになりました。
今年のあんずジャムは左の写真が全量です。
申し訳ないと思いつつこれは自家用となりました。
次回のブログで(2~3日中)いよいよ第1号製品になるブルーべりージャムについて詳しくお知らせいたします。

2008年6月16日月曜日

神々の黄昏

昨日19:00頃のアルプスの黄昏です。 息を呑むばかりの美しさで、まさに ”神々の黄昏” でした。
すぐに娘に携帯で実況中継をしましたら、「東京の方でもすごい茜色」とのことでしたが、、、

2008年6月14日土曜日

大豊作?

梅雨休みとか。晴天が数日続きそうですので玉葱の収穫をしました。
約200本です。とう立ち(花芽がついてしまうこと)は一本もありませんでした。分球(一つの苗に球が二つ)が5本ありました。もう新米農夫ではありません。完璧の出来栄え・・・とお隣のベテラン専業農夫が言っておりました。
収穫した玉葱は畑に並べて2~3日乾かします。そして茎が乾燥してきたら3個づつ束ね紐で両側6個にします。それを日陰で風通しの良いところに吊り下げます。
明日はニンニクを収穫する予定です。初めての収穫、果たして出来栄えは????・・・・・

バラの季節

オールドローズのブラッシュノアゼット(手前)とシック中野(後方、信州中野で作られたもの)が咲き始めました。ノアゼットはとても良い香りを放っています。40cm程の高さで植えたものが2年でご覧の通り! シック中野はこれでも昨年1m程剪定したのです。日当たりが良すぎるのも大変です。 
他の場所でもいろいろのバラが大きく育っていますが、悩みは黒点病。殆ど花だけになってしまった哀れなバラもあります。薬を使わず防ぐにはどうしたらよいでしょうか。ご存知の方、教えてください。

ポストの奥に白く広がっているのはクローバーで、果樹園の土を良くする為に種を蒔いたものです。

2008年6月5日木曜日

イチゴの季節

我が家の朝取りイチゴです。 小さいイチゴも加えると全部で3Kgになりました。
スーパーや果物屋の店先ではもう見られなくなりましたが、イチゴの本当の季節は今なのです!
昔息子が5歳ぐらいの時、社宅の庭に植えて実ったイチゴを見て、「うちのイチゴって季節はづれだね」と言った事をまた思い出しました。 そのころ(約30年前)からイチゴの季節は変わってしまっていたのですね。

2008年5月23日金曜日

アルプスの落日

5月23日18時29分唐松岳の肩に陽が落ちようとしています。4月30日のブログの写真と見比べてください。落日の位置が五竜岳の山頂から唐松岳に動いています。時間も18:11から18:29に延びています。あと1ヶ月で夏至です。夏間近を実感しています。
今日は一日中草刈で終りました。農作業の9割は草との闘いです。安全、安心で美味しい野菜の収穫を信じてシンドイ闘いを続けます。

2008年5月16日金曜日

野菜畑

山国の小さな集落が雪解けとともに 動き始めて3ヶ月になろうとしています。

薪用の木の運搬に始まり、ブルーベリーの畑作り、苗の植え付けと目の回るような忙しい日々が続きました。その合い間に当然野菜作りも怠りませんでした。石運びに明け暮れた1年目から春と秋に2tづつ堆肥を入れてやっとご覧のような畑に何とかなりました。
南側の果樹園の隣の畑には昨秋植えたニンニク(70本)と玉葱(200本)が元気良く育っています。その隣には4月に植えたジャガイモ(種いも3k)と長ネギ(200本)も順調です。


家の東と北側の畑は傾斜していたところを石(全て庭からでた石)で土留めをして平らにしました。トマト、ナス、きゅうり、インゲン、サラダ菜、チンゲン菜、枝豆、とうもろこし、オクラ、ピーマン、シシトウ、パプリカ、赤トウガラシ、ちょっと離れた場所にかぼちゃ、ズッキーニ、夕顔をこの1週間にうえつけました。

そして我が家の自慢、昨年植えたルバーブが今年も大きくなっています。ジャムになるのも間もなくです。

2008年5月9日金曜日

メイポール

ブルーベリー栽培の師匠、川原田さんの「KAWASUNブルーベリー園」に昨日行き、植えつけた苗と挿し芽にした苗の管理について注意点等々を教えてもらってきました。

その途中、長野市と信濃町の間にある飯綱町のリンゴ園で変わった木を見つけました。濃いピンクの花が枝の無い幹にビッシリついて咲き、何とも奇妙な感じです。一体何だかお分かりになりますか?





近くで花摘みの作業をしていた方がいましたので聞いてみました。この木は「メイポール」といってリンゴの一種で受粉用に植えているそうです。
リンゴと言うより果樹は殆どが同品種だと受粉しにくいそうです。広い果樹園でも数本異品種があるだけでミツバチの集まりが良くなるそうです。確かにこの果樹園のなかにミツバチ箱が幾つか見えていました。養蜂家が毎年置いていくそうです。きっと美味しいリンゴの蜂蜜がとれるのでしょう。

2008年5月6日火曜日

早い雪融け

ゴールデンウィークは好天気続きでした。が、新米農夫(婦)にとっては非常にシンドイ1週間でした。土運び、ピートモス運び、バケツの水運び、夏を思わす炎天下での作業でした。でも2人で頑張った結果約70本のブルーベリーの植え付けが完了しました。作業の合い間に周りを見渡すと写真の景色です。この景色が作業を後押ししてくれるのです。白馬鑓ケ岳、杓子岳、白馬岳と続く白馬三山です。一番右の白馬岳から右に続く稜線の下に黒い雪形が見えます。”白馬”の由来となった”代かき馬”です。お分かりになりますか?





アルプスには雪形で名づけられた山が幾つかあります。常念、爺ケ岳 など。 また山の姿、形で名づけられたものもあります。 その一つが烏帽子岳です。緑の木々の向こうに見えるのですがお分かりになりますか? 山の稜線の左端、鉄塔と重なって奥に小さく見えるのですが、、、

りんごの花摘みが始まりました


先週末、豊野町に運び残した最後の薪用の木を取りに行って来ました。りんごの花が見事に咲き誇り、あたり一面、やさしい、甘い香りでいっぱいでした。りんごの種類によって色、大きさが若干違いますが白と淡いピンクが殆どです。一つの房に五つの花をつけるのですがそのうち四つを摘み取ってしまいます。それが花摘みと称してりんごの栽培の過程で重要な作業のひとつです。

花摘みが終るまでのりんごの花も信州の春の醍醐味です。

2008年4月30日水曜日

アルプスの夕映えその2

4月30日18:11、五竜岳の山頂に陽が落ちようとしています。
五竜岳の山頂に陽が落ちるのはこの時期の10数日だけです。グットタミングのショットでした。この数秒後に沈んでしまいました。
この地に住んでいてもなかなかタイミングよく撮影出来ません。あまりにも素晴らしい情景でしたのでブログでお知らせすることにしました。
この情景をご自分の目で眺めて見ませんか?
お越しを歓迎します。

2008年4月29日火曜日

重機投入

ゴールデンウィークは好天気が続くようです。
野菜もブルーベリーもいつでも植え付けが出来るように畑をキチンと作っておかねばなりません。
昨日、ブルーベリー畑にチップを4t車で6台運んでもらいました。これを畑全面に敷き詰めると約30cmの厚さになります。前回は手作業で敷き詰めました。今回、手作業でやりますと多分10日くらいかかってしまいそうです。時間と体力を考え、遂に重機を投入することにしました。
通称ヨンボと言われるショベルカーです。約200坪の面積にチップを敷き詰め、ならしそして、縦も横も2mの間隔で植え付け用の穴を掘りました。
朝8時半ごろに作業を始めてなんと終ったのは12時半です。それも途中で休憩をいれてです。
鋤きスコップと一輪車で何日もかけて作業していたのが嘘のようです。
機械の威力をまざまざと見せ付けられた1日でした。

2008年4月26日土曜日

満開の桃の花とアルプスの夕暮れ

例年より早く咲いた桜が散り始め、暖かい日が続いたからでしょうか、アッと言う間もなく桃が満開になりました。
畑づくりに忙しく取りに行けなかった薪用の木を、やっと引き取りに行った帰りに、川中島の桃の花を堪能してきました。信玄、謙信の合戦で有名なこの地は果樹園が非常に多い所です。桃の盛りが過ぎると今度はリンゴが一斉に咲き始めます。

信州の遅い春爛漫です。




我が家の畑では、昨秋植えつけた玉葱、ニンニクが元気よく育っています。先日その隣にジャガイモの種芋3キロを植えつけました。運んで来た木を軽トラから下ろした後長ネギの定植です。畝を切って、約100本の分けつネギをとりあえず植えました。来週にはもう100本くらい植え付けるつもりです。

畑仕事の後片付けが終った時の癒しは、素晴らしいアルプスのAbendrotです。写真と言葉では表現しきれない空の色を満喫できるのは、ここに住む私達だけとまたまたほくそえんでる二人です。

2008年4月22日火曜日

涌池の春

久しぶりの紺碧の空となりました。
朝7時、白馬三山と八方尾根が桜の花向こうにクッキリとお目見えです。
ここ涌池は知る人ぞ知る桜の名所です。池の周りに咲き誇り、周囲の山肌に点々と薄墨色の花をつけた桜の木々が春を告げてくれます。
その桜の散るのがいつもより早いように感じます。
旭川が25℃を超えたとか、北アルプスの雪もこの1~2週間で見る見る少なくなっているのがわかります。
タラの芽も1週間以上早く芽が開いてきています。昨日天麩羅でタップリ食べました。



空気が乾燥しているからでしょうか、何時もははっきり見えない安曇野富士と称される有明山が常念岳の前にハッキリ見えます。常念岳から大天井岳に続く稜線も雪が少なく山肌が黒く見えます。
そしてその右の小さい三角の突起が槍ヶ岳です。
ドンドン進む北アルプスの雪解けですが我が家の周りの木々が緑になるのはも少し先でしょうか。
でもこの暖かさです。夏野菜の植え付けもすこし早まるでしょう。今日はこのパノラマを見ながら、畑に堆肥を鋤き込むため約40mの緩い上り坂を一輪車に堆肥を入れて30往復しました。
本当に疲れました。

2008年4月16日水曜日

KAWASUNブルーベリー園

我が家のブルーベリー園はまだ畑作りの段階です。今年の収穫はまだ望めません。
今年のジャム用のブルーベリーの実を手当てしなければなりません。
そこで信濃町でブルーベリー園を営む「川原田さん」を訪ねました。
一級建築士で工務店を経営していた川原田さんは数年前一念発起ブルーベリー園を始めました。
それが「KAWASUNブルーベリー園」です。
そして川原田さんは我らの師匠でもあります。ブルーベリー栽培のイロハを教わっています。
我々が訪問した時ちょうど雪囲いを外し剪定を始めたところでした。
約1000本の木の剪定ですので完了するのに1ヶ月以上掛かるでしょう。
畑の中央で一人で黙々と剪定をしておられました。

この畑は200m位離れたところにあるのですがこちらのほうが成長しています。先日、挿し芽にする穂木をこの畑の木から調達しました。KAWASUNブルーベリー園の今年の収穫目標は2000㌔です。ジャム用は勿論、生食用の実も分けてもらえることになりました(生食用の頒布については後日お知らせします)。

美味しいジャムをつくるには良い果実でなければなりません。安全、安心、本物をモットーとする「山のジャム屋」はこれで 杏、ブルーベリーともども期待(?)にそえるジャム材を手当てすることができました。完成品に大いに期待して下さい。


2008年4月13日日曜日

杏の里

先週千曲市(旧更埴市)の杏の里に行ってきました。
5分咲きから7分咲きということでしたがもう満開のような咲き具合でした。
伺ったのは「西村農園」です。
ほとんど奥様一人で栽培管理している極々小規模の果樹園です。
前々回のブログで山のジャム屋の第一号製品がアンズジャムとお知らせしましたが、その杏がここ西村農園の杏です。
一目10万本といわれるこの杏の里の数ある果樹園で唯一無農薬栽培を貫いている果樹園が西村農園なのです。
安全、安心、本物の味をモットーとする山のジャム屋としてはここの杏でなければならないのです。


ジャム用の杏の購入交渉が目的の訪問ですが、花見を兼ねて混み合う満開前に伺ったわけです。
杏の花は細い枝に円筒状のアイスキャンディの様に固まって咲きます。
花が下を向いて咲く桜と違って上を向いているのやら下、横と花の向きはバラバラです。
西村さんとの話も順調に進み満開に近い花に気も晴れやかに家路につきました。
そしてどうかこの一週間霜が降りませんようにと・・・
(昨年、花が満開に近づいた頃、霜で花がだめになり実が全くつきませんでした)

2008年3月31日月曜日

ブルーベリーの畑作りと苗作り

4月の末に植え付けるブルーベリーの畑作りを2週間前から始めました。
昨年の秋に運んでおいた4t車4台分のチップを畑の全面に敷き詰めます。
重機がないので鋤きスコップと鋤き鍬と一輪車を駆使、
4t車1台分を敷き詰めるのが1日仕事です。
250坪位ですが写真のチップの山が終る頃にさらに4台分を運び入れます。 そしてチップの厚さを30cm位にします。
それが終ったら植え付け開始です。

畑作りと併行して来年のための苗作りもしました。
まず苗床にするピートモスをしっかりと練ります。
これが結構大変な作業です。
風呂桶ぐらいの大きさの入れ物があれば楽なのですが、無いので
収穫籠にビニールを敷いてプール代わりとしました。
水を入れながら足で踏んで練り、そのあとスコップできめ細かく混ぜます。 そして苗床にいれます。


ピートモスをいれた苗床に作っておいた挿し芽をさします。
挿し芽づくりは新潟との県境の信濃町でブルーベリー園を運営している 川原田さん(このブルーベリー園については近日中にこのブログで詳しくお知らせします)に教えていただき、さらに挿し芽にする剪定枝も頂戴しました。
挿し芽の長さは12~3cm、種類は5種類、約200本を苗床に 挿し終わったのは夕方です。
始めての苗作り、充実の1日でした

2008年3月28日金曜日

杏の花が満開です

千曲市(旧地名 更埴市)森地区の「あんずの里」の見頃は4月10日過ぎとのこと。
一目10万本と言われ、小高い丘の上から眼下に広がる淡いピンクの花は一見の価値充分ありです。
その花が果実となり収穫するのが6月末から7月の初旬です。
「山のジャム屋」の第一号はこの杏のジャムになる見込みです。
我が家の果樹園にも杏があります。この杏から出来るジャムは2~3年先になります。
その木の剪定をお隣さん(果樹栽培のプロ)に教えてもらいながらしました。
幼木の剪定はムゴイものです。殆ど裸になるくらい枝を切り落とします。
この時期心を鬼にしないと果樹栽培のプロにはなれないとか・・・・・・・
切り落とした枝を家のなかで花瓶に活けておきましたら見事に花が開きました。
この写真がそうです。「あんずの里」より半月以上前に満開です。
(実はこの写真を撮ったのは1週間前ですが・・・)
切り落としても一生懸命咲く杏、必ず大事に育て上げます。
東京は桜が満開というのにここ信州の寒いこと!
ブルーベリーの畑作りも今日はお休みです。

2008年3月20日木曜日

春たけなわ

蕗味噌づくりが佳境に入ってます。
このところ毎日収穫籠いっぱいの蕗のトウがとれ家人はその処理におおわらわです。
採った時についてくる枯れ葉や泥、ゴミ等をまず取り除き、きれいに洗います。
それを湯がいて刻みます。それを油でいため、砂糖(もしくは蜂蜜)と味噌で味付けです。
自家用は冷凍にし、保存用(約1年)は瓶詰めにしました。
多分蕗味噌づくりは一両日で終わりと思います。
昨日あたりから花が開きトウがたったものが目立ち始めてきたのです。



蕗味噌づくり、薪づくりに疲れを感じるようになったところにちょうど今日は雨です。
安曇野の「ちひろ美術館」に行ってきました。
感謝デーで本日は入館料無料でしかもドリンク付です。
駐車場が満杯にならなうちにと思い10時前にいきました。
正解でした。我々が美術館を出るときは順番待ちで道路に数珠繋ぎでした。
そして本日のもう一つの目的の温泉にまっしぐら。
北アルプスの山ふところ、葛温泉です。
上の写真は3軒ある旅館のうち一番奥に位置する高瀬館の湯煙です。
90度の源泉の掛け流しですがさすがに加水しないと入れません。
湯の花いっぱいの露天風呂は明日からの英気を蓄えるのには申し分ありませんでした。

2008年3月12日水曜日

田舎暮らしへのお誘い

ここ涌池も2日前から一気に暖かくなりました。
雪も日陰を残してすっかり融けました。
我が家からチョット下ったところに平坦な空き地があります。
上の写真がその場所です。アルプスの山並みが真っ白です。
こんなところに家を建てて田舎暮らしをしてみませんか?
登山、スキー、読書、畑仕事等々なんでもござれのこの地です。
興味のある方、いつでもご案内いたします。雪が融けて2日目です。
朝、新聞をとりに我が家の坂道を下っていたら雪が融けたばかりの斜面に
あるはあるはここそこに蕗のとうが頭をだしていました。
午後に妻が早速摘んで蕗味噌づくりです。
明日はもっと収穫できると思います。
薪作り、蕗味噌づくりといよいよ春本番が迫ってきました。

2008年3月3日月曜日

いよいよ始動!!

今日、長野市の北のはずれ豊野町に行ってきました。
昨年リンゴの栽培を止めた方の果樹園です。
枝は昨年切り落としました(今冬の薪になりました)。
残しておいた約50本の幹をチェーンソーで伐採します。
まだ一面雪でしたが、軽トラ1台分切り倒しました。
40㌢強に切りましたが生木はズッシリの重さです。



これで10日分位の量でしょうか。
12時で作業をやめたのですが片道50分、
家に着いたら1時を回っていました。
昼ご飯をとる間もなく雪混じりの雨です。
あわてて木を下ろし道具を片付けました。
間もなく黄砂変じて横なぐりの雪となりました。
これから木を集めて薪にする作業が約2ヶ月続きます。