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2013年6月30日日曜日

ブログのタイトルを変更しました

暫く休んでおりました「新米農夫日記」をタイトルを変えて再スタートいたします。
山のジャム屋の日々の動き、果物の生育状況等々の最新の動きをお知らせしていて行くつもりです。どうぞよろしくお願いいたします。

2009年12月31日木曜日

良いお年をお迎えください


こんにちは!
年末年始休暇で長野にやってきた長女です。
みなさま、今年も1年、両親のジャムを楽しみにしていただきありがとうございました。
ほっと一息のお手伝いができましたでしょうか?
来年も新しい商品が登場予定です。
また、加工所&カフェのオープンに合わせ、ホームページを作りました。http://yamanojamya.gonna.jp/
もっと身近に、信州を味わっていただくために、来年も頑張っていきたいと思います。
年末年始は長野も大雪になりそうです。
良いお年をお迎えください。

2009年8月31日月曜日

漆に勝った!!??・・・・

念願のジャム工房を着工しました。


この一ヶ月何度もアクセスしてくださった皆様に「一ヶ月以上もブログをサボッていながらいきなり何を言い出すのか」・・・・・・とお叱りを受けそうですが。

7月17日にブルーベリージャムを作り始めました。今年の実は素晴らしく、しかも収穫量も多く、末頃まで農園と加工所通いに精を出しました。
ところがその後、長雨で収穫がままならず、しかも加工所の予約が希望日にとれない等々・・、予期せぬことが連続しましたが何とか20日頃にジャム作りが終わりました。しかも昨年より多く作ることが出来ました。 しかし、片道1時間をかけての加工所通い、自分たちのペースで作れない等、品目(あんず)や製造量を増やすと供に「山のジャム屋」の悩みも増してきました。それでついに自前のジャム工房を建てることにしたのです。

我が家に入ってくる進入路の横に雑木のブッシュと石ころだらけの山林があります。そこに建てることにしました。
我が家を建てたテズカ工務店の面々と早速木の伐採とブッシュ刈りにかかりました。それに三日かかり、さらにその木と枝葉、草を処分(その場で焼却)するのに三日かかりました。そして重機の投入です。
ところが、大変!!  この山林に大小混ぜて結構な数の「漆」の木があったのです。可哀想にテズカ工務店の2人がかぶれてしまいました。チェーンソーで切る際に樹液が飛びます。さらに燃している時の煙にあたるとかぶれます。
でも3日間燃やし続けたのに全くかぶれない人がおりました。私です。これは普段の行いの結果でしょうか???。 今日も黙々と残った木を燃やし続けました。 しかし漆にはかぶれませんでしたが、昨年に続き虫に刺されて丹下左(右)膳になってしまいました! これも普段の行いの結果なのでしょうか?

2009年6月21日日曜日

ミツバチは何処に行った???




数年前からアメリカでミツバチが巣に帰ってこない。かといって、どこかで大量の死骸が見つかったわけでもないという奇妙な出来事が続いています。今年になってここ信州でも原因不明のミツバチの大量死がおきていて養蜂家、ミツバチに授粉のほとんどをしてもらっている農家が大変困っています。
そんな時、蜂蜜のことがキッカケで知り合いになった、犀川をはさんで向かい側の山にお住まいの養蜂家小林さんご夫妻に誘われ、蜂蜜採集に同行することになりました。
場所は日本海に程近い新潟県との境、北小谷村です。第一陣の2人は朝4時半に出発、第二陣の我々2人を含んだ4人は5時半に出発しました。


途中崖沿いのがたがた山道を走り約1時間で現場に到着です。山の中にこんな平地があるのかとビックリするくらいの広い平坦地に約60箱の巣箱が置いてあります。先に出発した小林さんのご主人達はもう作業を始めていました。 早速頭に被るネット等防護用品を身につけて我々もスタンバイです。と言っても我々2人はたいした手伝いはできません。邪魔にならないように見学するのが精一杯です。

巣箱から取り出した蜜たっぷりの板の表面についた蜜蠟、蜂の子等を取り除きます。そしてそれを攪拌機(右側のドラムカン)に入れて蜂蜜を搾り出します。その搾りたての蜂蜜の美味しさは抜群です(ただし蜂の死骸等異物入り)。

ミツバチは気温の低い時は活動が鈍るそうです。したがって朝早いうちに出来るだけ作業を進めます。巣箱から取り出した板にはまだ目も覚めやらぬミツバチがべったりついています。

この巣箱を置いている小谷村は信州でもとりわけクマの多い地域です。この採集場も時々クマの被害にあっているそうです(クマは蜂蜜が大好物)。クマ対策として巣箱の周囲に800ボルトの電流を流している電気柵をめぐらせています。それでもクマに箱ごと持っていかれる被害にあうそうです。

早朝から3時間の作業で休憩にはいりました。我々2人はこれで本日は終了です。搾りたての蜂蜜をいただいて家路につきました。






2009年6月1日月曜日

焼締陶


昨日、我が家の隣町信州新町に、二十数年前に東京から移り住んで窯を築いていらっしゃる塙(ばん)さんをお訪ねしました。春の窯出し展のお知らせを頂き、霧のかかった深い山の中の濫觴庵(らんしょうあん)に初めて伺いました。

釉薬を使わずに、窯の原点である穴窯で、楢、椚等二千束もの薪を七日間も燃やし続け、厚く降りかかり溶けた灰による自然釉で深い色合いと模様を作り出す 「焼締陶」 という奈良時代から続いている焼きものだそうです。



ご覧のような深い色合いと手捻りの優しいフォルムは、雨にぬれた深い緑に自然に溶け込んでいました。そして この器でお茶までいただき、しばし幽玄の世界に身を置いているようなひと時でした。

2009年5月21日木曜日

山藤が満開


山のいたるところで満開の山藤を見ることができます。
冬の間はつるが木をおおいお化けのように垂れ下がって邪魔ものに思いますが、この季節、木々の若葉の間に藤色の花がこのように見事に咲いているのは圧巻です。
今年はこの4年間で一番美しい気がします。
信州では四月から五月にかけて、あんず、さくら、もも、りんご、ブルーベリーが次々に開花し、今、山の藤、アカシアが主役です。花々の満開で新米農夫と山のジャム屋はやっと春眠から目覚めました。来月末から始める予定のジャム作りに向けてブログの更新に励みます。

2009年4月2日木曜日

4月の雪

昨日はエイプリルフール、朝からぐづついていた天気が夕方から嘘のように大粒の横殴りの雪に変わりました。一晩中降っていたのでしょうか、朝起きたら外は一面真っ白になっていました。

3月は1ヶ月間ブログを休んでしまいました。度々アクセスして下さった方々には本当に申し訳ございませんでした。体調を悪くしたとか、生活に大きな変化等があった訳ではございません。ただただサボタージュしただけです。ゴメンナサイ。
ブログは冬籠りしましたが新米農夫(婦)と山のジャム屋は始動しておりました。翌冬の薪作りのために近所の山やリンゴ園に木を切りに行っていました。目標は2シーズン分の薪を作ることです。




山のジャム屋も動き始めました。親しくなった長野市内のパン屋さん、「プレッツエル」の永井さんからイチゴジャムを作らないかと声をかけられ、試作を始めました。いくつかの難題があり商品化にはまだまだという状況です。

今日は雪で外の仕事は無理なので家の中でノンビリと思っていたらアレヨ・・アレヨという間に雪が消えていきました。
でもいちど萎えた気持ちは午後まで持ち直すことはありませんでした。

2009年2月23日月曜日

降りました! 


17日にびっくり白馬のことをお伝えしましたが、19日から20日にかけて、そして昨夜と やっと雪が降りました。白馬ではもっと降っているはずです。岩岳とペンション”リンデンバウム”の名誉?のためにもお知らせしておかねばなりません。
皆さんスキー、スノーボードに是非いらして下さい!
今朝の我が家のりんご畑です。

2009年2月17日火曜日

白馬から雪が消えた????・・・・・


昨日、白馬岩岳でペンション「リンデンバウム」を営む丸山さんにランチのご招待を受けてお伺いしました。

17世紀のオーストリア・チロル地方の古民家を白馬に再現したこのリンデンバウム、冬は雪を被ったカラマツ林に囲まれ、降り積もった雪の中で丸山さんの心のこもった温かい手料理を(この奥さんの手料理については後日詳細に記事にします)堪能出来、憩いとやすらぎが心より感じられる「白馬の隠れ宿」です。

ところがです。着いてビックリ!!あららら・・・・・・
「雪がない!!!」。30mさきのゲレンデを見上げてまたまたビックリ! ゲレンデにところどころ草と土が見えているのです。温暖化とはいえこの事態はいったいどういうことでしょう。息子さんも「僕の29年の人生ではじめてです。」と言っておられました。そして、雪乞いをしなければと話していたところにようやく雪が降り始め、今朝まで降り続いていたようですが、とにかく心配なことです。 雪よ降れ降れ!!



料理自慢のリンデンバウム、朝食のパンはもちろん自家製です。素材にこだわった手作りパンを「行列のできるパン屋さん」のパンと言った宿泊客がいたそうです。本日のランチのパン、妻と二人で宿泊客用の分までお替りをしてしまったようです。

ダイニングの中央に設置された日本でただ一つのオーフェン。大きな白い土造りのストーブ兼かまどです。この中でも美味しい料理が作られます。時にはこのオーフェンでパンを焼くこともあるそうです。

心のこもった丸山さんのパンと料理に堪能し、オーフェンを囲んではずんだ話に後ろ髪をひかれながら、寒くならないうちにリンデンバウムを後にしました。帰り道、また「雪よ降れ降れもっと降れ」と念じながらハンドルを握りました。

2009年2月5日木曜日

冬ごもりのパン


冬ごもり中にじっくり落ち着いて焼いてみようと思っていたパンです。
レーズンの酵母菌を5日かけて取り出し、それに国産の小麦粉を少しずつ加えて一日かけてパン種をつくります。それをもとにしたパン生地で作るのですが、発酵時間も合わせて7時間くらいかかり、とにかく気長に構えないと出来ないパンです。それだけ時間をかけ、気持ちを入れ込んだものですのでイーストで焼いたものとは一味もふた味も違います。
実はこれ、11月の”NHK今日の料理”で島津睦子さんがなさったもので、私はそれを忠実にテキストと首っ引きで作ったものです。少々粉を振りすぎましたが・・・・。   Miho

2009年1月25日日曜日

ただ今冬籠り中


今年の冬は寒さがいち段と感じられます。ところが気温は昨年、一昨年と較べると若干高いように思われます。雪もほとんど積りません。それなのに日中もストーブを炊き続ける日が多いのです。
きっと太陽が顔をなかなか見せないからでしょう。 とにかく日照時間が少ないこの冬です。
たまの快晴の日のアルプスを見ても真白に見えるのは朝だけです(光線の具合で)。






昨日白馬の栂池に滑りに行って来ました。栂池は長野県の北端に近く標高もゲレンデの最上部は約1800㍍あります。行ってビックリ、その最上部の雪がシャリシャリになっているのです。しかも雪が少なく雪面が低いので乗っているリフトが高く感じること。

雪がない我が家の畑はツグミの集団の格好の餌場となっています。
冬籠りを決め込んでいましたが、こう雪が少ないとそろそろ始動の準備の時期かもしれません。
明日はチェーンソーの目立てでもして次の冬の薪作りに入ろうかと思っています。

2009年1月1日木曜日

元旦の朝



明けましておめでとうございます。
 
涌池の元旦は穏やかな朝で明けました。
昨年末に積もった雪は里山では殆ど消えました。
我が家の向かい側の山(北向きの斜面)には少し残っているようです。
でも寒いです。氷点下5℃を下回っているのか霧も出ていません。
それでも雪かきで始まった昨年の元旦を思えばこの寒さも何のその・・・・
 
「山のジャム屋」が2年目に入ります。
品質、味の維持向上そして在庫の維持。昨年の反省を思い起こしています。
多くの方々から頂戴したアドバイス、ご要望、激励を力として
今年は杏をメニューに加え4品目にいたします。
早く冬籠りから脱して充電せねばとつらつら考える今年の元旦です。

2008年12月30日火曜日

涌池に冬がやって来ました

保存してある玉ねぎ、にんにくから芽が出てきてしまうような暖かい12月でしたが、一昨日から昨日にかけて降り続いた雪が7~8㎝位積りました。やっと冬がやって来たようです。この冬初めての雪かきをしました。


11月中ごろに今年の「山のジャム屋」の仕事が終わりジャム屋は冬籠りに入りましたが、新米農夫の仕事は沢山残っておりました。が・・どうやら新米農夫も冬籠りをしてしまったようです。ブログの更新記事を見ようと度々アクセスしてくださった皆様、本当にゴメンナサイ。




午前中で止んでしまった雪は我が家周辺では数センチの積雪でしたが正月を迎えるスキー場には大変な恵みの雪になったようです。
家の中では薪ストーブが威力を発揮しています。大晦日から元旦は予報によるとズーッと雪のようです。昨年の大晦日にこのブログをスタートした時も雪でした。明日はストーブの火を見ながらこの1年を振り返って見ようと思います。

2008年9月26日金曜日

アッと言う間に秋

9月もジャムづくりに追われました。
昨日プルーンのジャムづくりがなんとか終了しました。志賀高原の入り口、中野市の江口農園にプルーンを受取に行き翌日に加工所でジャムづくりを何回か繰り返し、それが終わったら今度は常念岳の麓、安曇野市三郷の興亜農園にプルーンを自分で収穫に行ったりと息つく間もなく動き回りました。

手抜きをした雑草だらけの夏野菜の畑もそろそろ終わりかなーと思っていたら回りはもう秋を思わせる風景になっていました。
9月の中旬に江口農園に行く途中、小布施と中野市の間の風景です。黄金色にたなびく稲穂の田圃の向こうにほんの少し色づき始めたリンゴ畑がみえます。


20日に安曇野の興亜農園にプルーンの収穫のため伺ったときはあちこちにソバの花が満開でした。休耕田でソバを栽培し始めたのは数年前からですがここ1~2年はさらにリンゴ園の跡地(廃業?)にもソバが一面植えられているようです。このソバ畑は興亜農園が何年か前まではくるみ畑とリンゴ畑だった場所です。リンゴ畑が消えていくのは寂しいですが、ソバの真白い花が代わって信州の秋をつたえてくれます。

2008年6月16日月曜日

神々の黄昏

昨日19:00頃のアルプスの黄昏です。 息を呑むばかりの美しさで、まさに ”神々の黄昏” でした。
すぐに娘に携帯で実況中継をしましたら、「東京の方でもすごい茜色」とのことでしたが、、、

2008年6月14日土曜日

バラの季節

オールドローズのブラッシュノアゼット(手前)とシック中野(後方、信州中野で作られたもの)が咲き始めました。ノアゼットはとても良い香りを放っています。40cm程の高さで植えたものが2年でご覧の通り! シック中野はこれでも昨年1m程剪定したのです。日当たりが良すぎるのも大変です。 
他の場所でもいろいろのバラが大きく育っていますが、悩みは黒点病。殆ど花だけになってしまった哀れなバラもあります。薬を使わず防ぐにはどうしたらよいでしょうか。ご存知の方、教えてください。

ポストの奥に白く広がっているのはクローバーで、果樹園の土を良くする為に種を蒔いたものです。

2008年5月23日金曜日

アルプスの落日

5月23日18時29分唐松岳の肩に陽が落ちようとしています。4月30日のブログの写真と見比べてください。落日の位置が五竜岳の山頂から唐松岳に動いています。時間も18:11から18:29に延びています。あと1ヶ月で夏至です。夏間近を実感しています。
今日は一日中草刈で終りました。農作業の9割は草との闘いです。安全、安心で美味しい野菜の収穫を信じてシンドイ闘いを続けます。

2008年5月9日金曜日

メイポール

ブルーベリー栽培の師匠、川原田さんの「KAWASUNブルーベリー園」に昨日行き、植えつけた苗と挿し芽にした苗の管理について注意点等々を教えてもらってきました。

その途中、長野市と信濃町の間にある飯綱町のリンゴ園で変わった木を見つけました。濃いピンクの花が枝の無い幹にビッシリついて咲き、何とも奇妙な感じです。一体何だかお分かりになりますか?





近くで花摘みの作業をしていた方がいましたので聞いてみました。この木は「メイポール」といってリンゴの一種で受粉用に植えているそうです。
リンゴと言うより果樹は殆どが同品種だと受粉しにくいそうです。広い果樹園でも数本異品種があるだけでミツバチの集まりが良くなるそうです。確かにこの果樹園のなかにミツバチ箱が幾つか見えていました。養蜂家が毎年置いていくそうです。きっと美味しいリンゴの蜂蜜がとれるのでしょう。

2008年5月6日火曜日

早い雪融け

ゴールデンウィークは好天気続きでした。が、新米農夫(婦)にとっては非常にシンドイ1週間でした。土運び、ピートモス運び、バケツの水運び、夏を思わす炎天下での作業でした。でも2人で頑張った結果約70本のブルーベリーの植え付けが完了しました。作業の合い間に周りを見渡すと写真の景色です。この景色が作業を後押ししてくれるのです。白馬鑓ケ岳、杓子岳、白馬岳と続く白馬三山です。一番右の白馬岳から右に続く稜線の下に黒い雪形が見えます。”白馬”の由来となった”代かき馬”です。お分かりになりますか?





アルプスには雪形で名づけられた山が幾つかあります。常念、爺ケ岳 など。 また山の姿、形で名づけられたものもあります。 その一つが烏帽子岳です。緑の木々の向こうに見えるのですがお分かりになりますか? 山の稜線の左端、鉄塔と重なって奥に小さく見えるのですが、、、

りんごの花摘みが始まりました


先週末、豊野町に運び残した最後の薪用の木を取りに行って来ました。りんごの花が見事に咲き誇り、あたり一面、やさしい、甘い香りでいっぱいでした。りんごの種類によって色、大きさが若干違いますが白と淡いピンクが殆どです。一つの房に五つの花をつけるのですがそのうち四つを摘み取ってしまいます。それが花摘みと称してりんごの栽培の過程で重要な作業のひとつです。

花摘みが終るまでのりんごの花も信州の春の醍醐味です。