2009年6月1日月曜日
焼締陶
昨日、我が家の隣町信州新町に、二十数年前に東京から移り住んで窯を築いていらっしゃる塙(ばん)さんをお訪ねしました。春の窯出し展のお知らせを頂き、霧のかかった深い山の中の濫觴庵(らんしょうあん)に初めて伺いました。
釉薬を使わずに、窯の原点である穴窯で、楢、椚等二千束もの薪を七日間も燃やし続け、厚く降りかかり溶けた灰による自然釉で深い色合いと模様を作り出す 「焼締陶」 という奈良時代から続いている焼きものだそうです。
ご覧のような深い色合いと手捻りの優しいフォルムは、雨にぬれた深い緑に自然に溶け込んでいました。そして この器でお茶までいただき、しばし幽玄の世界に身を置いているようなひと時でした。
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2 件のコメント:
すてきな色合いですね。
癒される感じ・・・
芸術は、奥が深い・・・
うちの息子ですが、今年やっとこ東京芸大に入れました・・・
長かったです・・・浪人生活・・・
これから、どんな未来がまっているんでしょうか・・・
どん底かも・・・
でも、好きな世界に浸れるってことは
わが子でも他人でも、素敵なことだって
つくづく思います
信州新町は、芸術の街ですよね
いろんな人がいるみたいで
知りたいです
情報、また、よろしくお願いしますね~。
御子息の芸大ご入学おめでとうございます!
お返事が大変遅くなり申し訳ございません。実はどなたかなあと二人で少々かびのはえた頭で考えているうちに日が経ってしまいました。
今度御一緒に信州新町の山の中に塙さんの焼締陶の工房をお訪ねしませんか?
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